風俗を利用すると、どのくらいの確率で性病に感染してしまうかについては、プレイの内容、利用頻度などによって異なります。頻繁に風俗を利用する人、濃厚なプレイ、過激なプレイがお好みの人は、性病にかかるリスクが高くなりやすいです。また、性病にかかるかどうかは、運次第という面もあります。
頻繁に風俗を利用してるのに、まったく病気にかからない人もいれば、たった1回の利用で感染してしまう人もいます。なので、風俗店を利用した際の正確な感染率については、一概にはいえません。厚生労働省のホームページ上で、性感染症報告数についての報告がありますので、その数字を参考にしながら、風俗店を利用すると、どんな性病に感染しやすいのか見ていきましょう。
性器クラミジア感染症
厚生労働省の統計では、性病の中で一番感染者が多いのは、性器クラミジア感染症となっています。つまり、風俗店を利用することで一番感染リスクが高い性病は性器クラミジア感染症だとも考えることができます。ちなみに、厚生労働省のデータによると、平成14年の性器クラミジアの感染者数は、3,766名でした。その後は徐々に減少していますが、それでも令和元年の感染者数はわずかに上昇しており、27,221名となっています。ただし、性器クラミジアは、感染していても無自覚であることも多いため、実際の感染者はこの数値よりも多く、数万人以上にのぼるのではとも言われているのです。性器クラミジアの感染経路は、セックス、オーラルセックスなどです。まれに、キスが原因で咽頭への感染を起こしてしまうこともあります。デリバリーヘルス、ソープランド、ピンサロなど、あらゆる風俗サービスで感染する可能性が高い性病なので、十分に気を付けるようにしてください。
性器ヘルペスウイルス感染症
次に感染者が多い性病は、性器ヘルペスウイルス感染症です。厚生労働省の統計では、平成18年の性器ヘルペスウイルス感染者は10,447名でした。その後、少しずつ感染者数が減ってきており、令和元年は9,413名となっています。ただ、性器ヘルペスウイルス感染症に関しても、性器クラミジアと同様に無自覚の人も多いため、実際の感染者はもっと多いと言われています。感染経路は、セックス、オーラルセックス、キスなどです。
風俗店を利用すると、必ずこれらのプレイをすることになりますから、高い確率で、性器ヘルペスウイルス感染症にかかりやすくなってしまいます。性的接触がなくても、タオルなどを介して感染してしまうこともあるので、風俗を利用する際には、衛生面にも注意が必要です。性器ヘルペスウイルス感染症は、完治が難しい病気です。錠剤や軟膏などによって、症状が落ち着くこともありますが、再発もしやすい性病なので、気を付けてください。
そのほかの性病について
厚生労働省の統計によると、尖圭コンジローマ、淋菌感染症、梅毒などの性病感染者者数も多い傾向です。令和元年の尖圭コンジローマ感染者は6,263名、淋菌感染症は6,467名、梅毒は6,639名となっています。特に、梅毒は近年感染者が急増していますので、風俗で遊ぶ際には注意したほうが良いでしょう。梅毒感染者の増加理由については、SNSや出会い系アプリを使って、不特定多数人と関係を持つ人が多くなったからではとも言われています。特に、マッチングアプリ利用率が高いエリアは、梅毒感染率も高いというデータもあります。風俗店を利用する人は、出会い系アプリで遊ぶ人も多くなっていて、梅毒にかかるリスクも上がってしまうので、注意したほうが良いでしょう。
風俗店を利用する際の注意点について
このように、風俗店を利用すると、さまざまな性病にかかるリスクが高くなってしまいます。風俗で遊ぶ際には、コンドームを必ず着用することが大切です。ただ、コンドームも万全ではないので、過信しないほうが良いでしょう。風俗店の女の子とタオルを共有しないなど、衛生面にも十分に気を付けるようにしてください。
風俗店で遊ぶことで、一番感染しやすい性病は、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症です。また、風俗店を利用すると、尖圭コンジローマ、淋菌感染症、梅毒などの性病にもかかりやすくなります。特に、梅毒は感染者が急増しているので、注意してください。最悪の場合には、エイズなど深刻な病気になってしまうことあります。これらの性病は、どんな形態の風俗店でも感染してしまう可能性がありますが、特に、ソープランド、デリバリーヘルスなど濃厚な性行為が楽しめる風俗店ほど、リスクが高いと言われています。また、SMクラブなど、過激なプレイが楽しめる風俗店も感染症のリスクが上がるので気を付けてください。もしも、性病のことが心配になったらすぐに検査を受け、病院を受診したほうが良いでしょう。