カンジダは自然治癒するの?カンジダの症状や治療法をチェック

性器カンジダ症

カンジダは、カビの一種である真菌が原因で引き起こされます。別名、性器カンジダ症とも言われており、性行為によって感染してしまうことがほとんどです。特に女性の感染者が多く、カンジダに感染した経験がある方は、女性の80%もいると言われています。

カンジダ菌は自己感染が多い傾向にあり、皮膚や性器の粘膜付近に常にある菌です。そのため、身体が健康な方でもだれしもカンジダ菌を持っています。しかし、大きなストレスを感じている場合や体調不良などが原因で身体の免疫力が低下してしまうとカンジダ菌が増殖してしまい、症状が悪化してしまうのです。また、女性の場合、妊娠中は普段よりも免疫力が低くなってしまっているため、カンジダ菌が増えてしまうので注意しなければいけません。

カンジダの症状は、膣や外陰部に出ることが多く、おりものが普段よりも増加することがあります。ヨーグルトやオカラ状のおりものが目立ち、性器に強い痛みや炎症が起きます。また、かゆみがあるのもカンジダの特徴です。症状が悪化してしまうと排尿時に強い痛みを感じてしまう場合や性交痛が出る場合もあるでしょう。これらの症状は、そのまま放置しても自然治癒することもありますが、不快な症状が長く続いてしまう場合は早期治療を行うことが解決の近道です。繰り返し再発してしまう恐れもあるため、少しでも身体の異常を感じたらすぐに病院で治療を行うことをおすすめします。

カンジダの予防法

カンジダは発症しやすい疾患でもあるため、普段からしっかりと予防することが必要です。通気性の良い下着を身につけることも予防法の一つです。下着を長時間身につけていると肌が蒸れやすくカンジダ菌が増えてしまう可能性があります。カンジダ菌の増殖を抑えるために締め付けすぎない自分のサイズに合った下着を選ぶことも大切です。また、コットンやシルクが素材の下着は通気性が良いため、肌が蒸れるのを防いでくれます。カンジダになってしまった方の中には、性器周りを念入りに洗ってケアしているという方も少なくないでしょう。

しかし、性器周りを洗いすぎてしまうと善玉菌も流されてしまい、症状が悪化してしまいます洗うときには、ボディシャンプーや石鹸などを使用せずにお湯や水だけで洗い流すこともポイントです。何よりも大切なのは、生活習慣を見直すことです。免疫力が低下してしまうとカンジダになりやすいので、食生活を見直すことや十分な睡眠を確保することを心がけましょう。また、上手にストレスを発散し楽しく毎日を過ごすこともカンジダ菌を寄せ付けないコツです。

治療をせずに放置しておいて大丈夫?

カンジダは、放っておくとパートナーにまで性行為によって移してしまう疾患です。性感染が心配な方はもちろん、かゆみが気になる方やおりものがいつもと違うなど、辛い悩みを抱えている方は、病院に行くことをおすすめします。病院で治療をすると短期間で症状が改善するのもメリットです。抗生物質を服用すると数日で症状が緩和してきます。また、妊娠中に女性がカンジダになってしまうと赤ちゃんが感染してしまうリスクもあります。赤ちゃんは抵抗力が弱く、お母さんがカンジダになっていることでカンジダ性皮膚炎になってしまうことも否定できません。母親の産道を通り産まれるときに赤ちゃんにカンジダに感染してしまうこともあります。出産時のトラブルを防ぐためには、適切な治療を行い体調を整えることが大切です。

男性もカンジダになるの?

カンジダは、女性特有の疾患だと思っている方も多いかもしれません。しかし、男性もカンジダになるので要注意です。男性がカンジダに感染した場合、亀頭部に白いカスが見られることや肌のかさつきを感じてしまうことがあります。また、かゆみや違和感を訴える方もいます。 症状が悪化してしまうとカンジダ菌が尿道に侵入してしまい、尿道炎になってしまうこともあるので、早期に治療を行うことが大切です。

カンジダを放置することによってかゆみみが強くなってしまうだけでなく包皮から分泌液が見られることがあるなど、様々な不快なトラブルに見舞われやすくなります。男性も女性と同じように抗生物質や軟膏クリームを用いて治療を行っていきます。検査も簡単となっており、亀頭やその周辺を麺棒で擦過し確認していくため、気軽に調べることが可能です。カンジダの予防法として通気性の良い下着を身につけることや石鹸で患部を洗うことを避けるのも方法となっているので試してみるといいでしょう。

今回は、カンジダの症状や予防法についてお伝えしました。前述したようにカンジダは、多くの女性が感染しやすい疾患です。免疫力が低下しているときに感染しやすいので生活習慣の乱れを改善することも大切です。また、知らず知らずのうちにパートナーに移してしまう可能性もあるため、定期的な検診を受けることを心がけましょう。

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